私の哀しみは後からやってくる
2005年 12月 06日
窓を鳴らす 冬の風のように
私の心は 荒れているのだろう
その日 貴女が ふりしぼるようにして発した言葉に
私はこともなげに うなづいて
優等生のような顔をして 笑った
でも
私の哀しみは いつも 後からやってくる
その夜 私は ひさしぶりに 泣いた
何事もなかったかのように 服を脱ぎ
何事もなかったかのように 髪を洗い
何事もなかったかのように 湯船につかって
そして
声も上げず ひたすら 泣いた
窓の外の荒天は きっと 私の心なんだろう
これはきっと わたしのわがままだろう
もっと 貴女と 走りたかった
もっと 貴女と 語りたかった
もっと 貴女と 成長したかった
これはきっと わたしのわがままなんだろう
私の哀しみは いつも 後からやってくる
いつも 後からやってきては 私をかきむしる
今日は哀しい私でいよう
明日には元気な私になろう
これは
哀しむべきことじゃないはずだから
今は
先のことなど考えられなくて
ただ 泣いているけど
これは
哀しむべきことじゃないんだから
だから
今日を乗り越えたら
また明日を歩みだそう
絶対に歩き出そう
哀しみはいつも 後からやってくるけど
その分 深くつなぎとめよう
その分 強く決断しよう
私はここから 一人 立ち上がろう
by mitsuki_mugen
| 2005-12-06 18:42
| ☆poem☆